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~δトコフェロールが老齢細胞で亢進するメラニン産生促進因子の分泌量を抑制~
3)PHGDH発現低下により亢進したET-1分泌をδトコフェロールが抑制させた
PHGDH発現低下により亢進したET-1分泌を抑制することでメラノサイトへの刺激を正常化することを目指し検討を行った。ET-1分泌を抑制する成分の探索を行った所、δ-トコフェロールに有意なET-1分泌抑制作用を見出しました。
4.今後の展望
老齢由来ケラチノサイトを用いた研究により、PHGDH発現が低下し、それによりメラノサイトへ作用してメラニン産生を促進する因子であるET-1分泌が亢進されることを確認しました。また、分泌が亢進したET-1量をδ-トコフェロールが抑制することが明らかとなりました。
本研究成果から、δ-トコフェロールはケラチノサイトに働きかけ、メラニン合成を抑制する作用が期待されます。今後も、皮膚の抗加齢研究を通じて美と健康の増進に貢献していきます。
用語説明
※1 PHGDH遺伝子
D-3-ホスホグリセリン酸デヒドロゲナーゼ(D-3-phosphoglycerate dehydrogenase)をコードする遺伝子。アミノ酸の1つであるセリンの合成に関与することが知られている。
※2 エンドセリン-1(ET-1)
エンドセリン受容体に結合し、血流や細胞増殖を制御することが知られている。またメラノサイトにおいて発現しているエンドセリン受容体に作用し、メラニン合成を促進することが知られている。
※3 δ-トコフェロール
脂溶性の抗酸化物質であるビタミンEの一種。
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000044879.html
※Poursoinベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています