海外

コロナで変わったベトナム市場について2022年6月

初めまして株式会社プルソワンの早瀬と申します。今、ダナンの空港ラウンジでnoteを書いています。2020年2月以来のベトナムでしたが、かなり変化していたので皆さんに共有します。これからベトナム進出を考えられている方もいらっしゃると思うので参考になればと思います。

 

①空港からホテルまで

まず、ホーチミンシティのタンソンニャット空港に到着しました。ここで衝撃を受けました、今までのイミグレーションは長蛇の列でひどい時には空港を出るのが1時間以上かかっていましたが、写真のように列が全くなくスイスイっとクリアしました。ちなみにベトナムではワクチン接種の確認もなくpcr陰性結果も必要ありません。

 

画像

                                       タンソンニャット空港

 

そして外に出ました。するとこんな感じで人はある程度いましたが、以前のベトナムの感じではなかったです。

画像

                                    これ少ない方です。

 

早速、グラブタクシーを呼ぼうとアプリを起動し配車したのですがなかなかつかまりません、空港にはお客様がそんなにいないから多分近くにいないんだなと思います。

そして通常のタクシー(vina sun)を捕まえようとしましたがこちらもつかまらず、待機している客引きタクシーに仕方なく乗ることに。ここで通常ならぼったくられるのですが僕も慣れてますので交渉しました。するとホテルまで30万ドンとのこと。大体1750円くらい、これは高すぎると値切りましたがじゃ行かないとキレられました。

 

まじかよと思いながらもタクシーに乗りましたが、話しているとガソリンの高騰がひどいとのこと、倍になったと。そういえば僕が知ってる頃のガソリンは1リットル78円くらいでした、それが今183円になっていました。ベトナムの平均月収は3万円と考えるとかなり生活を逼迫しているなと思いました。
ps:帰りは同じ場所からgrabで空港まで700円でした。やはりぼったくられてました笑

 

②街の雰囲気 日系企業の動向

早速ホテルにチェックインし明日からの仕事に向けて仕事服を買いに1区へ(ハーフパンツしか持ってなかったので)

 

まずここで感じたのはベトナムの街がきれいになっていると言うことと、車が圧倒的に増えている。そしてバイクに乗っている人が全員ヘルメットを被り、3人乗りなどはしていない。これは政府による交通安全規制強化がこの2年であったみたいです。かなり安全になっていました。とはいえ、圧倒的にバイク社会です。

 

画像

                                 これでも安全になりました

 

サイゴンスクウェアの前にユニクロがあるのを知っていたのでそこまでグラブでいき、まずは現金を換金するために1番レートいいと言われている換金所へ
1万円が179万ドンでした。衝撃です。2年前は220万ドンでした。円安を感じながらユニクロへ

 

画像

                                           完全に日本のユニクロ

 

ユニクロでパンツ、Tシャツ、ジャケット、ポロシャツを買いました。日本より1、5倍くらい高いです。17000円くらいしましたね。ユニクロはベトナム店が世界で最も利益率が高く利益を出している店舗らしいです。なぜならユニクロはメイドインベトナムだから。輸送コストや関税がそもそもかからない、さらに日本より高く販売する事で高利益率が生まれています。

そしてもっとびっくりしたのがユニクロと同じビルになんとあの「コーナン」ができていました。

 

画像

                                       コーナン サイゴン店

 

まさかの日用品が揃うことに感動し、すぐに日本のシャンプーを買いました。もうなんでもあるやんと思っちゃいました・・・😄

他にもコロナ禍で店舗拡大、新店出店の日本企業を軽く紹介しておくと

 

画像

                                         無印良品

 

画像

                      すき家 レタントン(コロナ禍でできた模様)

 

画像

丸亀製麺 大行列

 

画像

                            店舗拡大 ローカル化に成功

 

反対にコロナ禍で閉店してしまっている店舗も

画像

                                         マンマル居酒屋

 

大阪の方なら知ってると思いますが串カツ系居酒屋のマンマルさんが閉店していました。ここによく行っていたので少し寂しいです。ベンタイン市場付近のところが閉店なので他店舗は確認ください。

 

このように街の雰囲気はガラッと変わっていましたね。他にもパテックフィリップができていたりオーデマピゲがあったりと、ハイブランドは全て店舗があると思います。それだけ見てもベトナムという国に勢いがあり、経済成長しているといえると思います。

 

③ベトナムの市場規模やGDP成長率は?

ベトナムの総人口は約1億人規模に及んでおり、その7割が15歳から64歳という比較的若い年齢層が占めている。また、国民の平均年齢も29歳程度である。今後も人口は増え続け、若い年齢層も7割程度を維持することから、幅広い商品、ブランド、商品カテゴリーへの需要が増していくことが考えられる。2040年代にはベトナム人口が日本人口を上回る見込みであり、高齢化と人口減少が続く日本とは状況が全く異なっている。

 

ベトナム人口が増加し続ける一方で、都市部に流入する人口の割合は年々増えている。2018年には3,900万人が都市部に居住しており、人口の41.0%が都市部に集中する結果となった。ベトナム建設省によれば、今後も都市化が進行し、2050年頃には53.8%まで都市化が進み、都市部に住む人口が農村部に住む人口を上回るとされている。

 

ほとんどのモダントレード企業は、ハノイやホーチミンなどの大都市やその周辺に進出し、都市部の消費者を囲い込んでから郊外に出て行く戦略を打つだろうと考えられる。

 

画像

                                 15歳〜30歳が1番多い世代

 

近年ではベトナム人の可処分所得が大幅に……………………………………

続きはこちら↓ 残2326文字

TOP